障害年金相談事例

障害年金に関する相談事例をご紹介します。

障害年金相談事例「2つの傷病での障害年金」

肝臓の傷病と腎臓の傷病の疾患を持つ方の相談です。

 

国民年金加入歴の男性で50歳代半ばに肝疾患を患い2級不該当で、60歳前に腎疾患になりましたが、この場合も2級不該当でした。

62歳に腎疾患が悪化し人工透析を始めました。

 

人工透析を始めた以降の腎疾患は2級に該当します。

この方の場合は、最初の傷病の肝疾患の程度が2級に該当していませんでしたが、人工透析時の障害程度は3級に該当していましたので「初めて1級または2級」の障害要件に該当する案件として請求しました。

 

65歳到達前に肝疾患による障害の程度が3級に該当している場合は、人工透析の2級と併せて1級の障害基礎年金を請求することが可能になります。

障害年金相談事例「複数障害を持つ請求」

2つ以上の障害または傷病があった場合の障害年金の併合認定は、専門用語ですが「併合認定」「総合認定」「差し引き認定」などの、障害の程度を判断する基準に基づいて判断されます。

 

MIL57006_soudan_brこのため多くの場合、併合認定の請求手続きは難しく困難を伴います。

先日相談を受けた、糖尿病でインスリン治療を受けている方の併合認定の例をご紹介します。

 

この方の場合は、HbA1c(検査数値)が10を超えていて、糖尿病性網膜症も併発しており視力が低下していましたが、両眼とも矯正後の視力が0.1以上で障害等級2級にはなりませんでした。

 

しかしその後、腎障害を合併し、腎障害が3級に該当することが分かり、併合認定の請求をしました。

この場合は、糖尿病の3級と合わせて総合認定され、2級になる可能性があります。

2つ以上の障害を持つ障害年金の請求は、専門的な知識が必要な場合や申請までの手続きに困難を伴うケースが多いため、社会保険労務士などの専門家への相談をお勧めします。